葬儀の手帖
墓地・墓石
石の種類
国 産
国産の石材は希少性の高い石材が数多くあり、産地は北海道から沖縄まで、全国で採石できます。墓石に使う主な産地は、福島県(浮金石・吹雪石)、茨城県( 稲田石・真壁石)、岡山県( 万成石)、国産で最高級に位置するのが香川県の庵治石です。墓石の色は、気品のある白・金の班が散りばめられた黒・上品なピンクなど全国から個性的な石が採石されます。
MEMO
国産の墓石でも加工は国内とは限りません。加工は中国に出しているケースも多いので確認しましょう。
外国産
海外の主な産地は、中国・インド・南アフリカ・北欧・南米などが主な産地です。中でも中国産の石材は比較的安価に流通しています。安価なものから国産と並ぶ高級な石まで、価格帯にかなりの幅があります。外国産の特徴は、色の種類が豊富で、高硬度の石材や、高品質な御影石も多数存在します。
MEMO
近年では、墓石にガラスを使用したデザイン性に富んだものがあります。吸水率が0なので、意外かも知れませんが大理石以上の強度があり、教会のステンドグラスのように透明性を持った、カラフルな仕上がりで作ることができます。価格は石材と比べると割高です。
POINT!
【花崗岩(かこうがん)の特徴】花崗岩は御影石とも呼ばれます。マグマが冷えて固まった深成岩の分類上の一つです。堆積物により色が変化するので、採掘場により色の特徴が分かれます。とても硬く風化に強いとされています。
【安山岩(あんざんがん)の特徴】マグマが地表に出て固まった火成岩を安山岩と呼びます。加工してから時間と共に色の変化を伴います。茶器で言えば萩焼の様に深みを増します。また、変色の少ない安山岩も存在します。