カトリックでは、通夜を“通夜の祈り”とよびます。聖歌合唱・聖書朗読を皆で行い、神父の説教・通夜の祈りを捧げ、喪主から順に祭壇に花を捧げます。仏式の焼香のかわりに献花を行い、喪主が挨拶をして式が終わります。

通夜振る舞いはなく、神父と身内だけで茶話会を行い、お茶やコーヒーを飲みながら、お菓子をいただきます。

プロテスタントでは、通夜を“前夜祭”とよびます。讃美歌合唱・聖書朗読を皆で行い、牧師と共に皆で通夜の祈りを捧げます。讃美歌合唱を皆で行い、牧師の説教の後、喪主から順に祭壇に花を捧げ、喪主が挨拶をして式が終わります。

カトリック同様に通夜振る舞いはなく、牧師と身内だけで茶話会を行います。

カトリックでは、葬儀ミサと告別式は別々に行います。故人の罪を神に詫びて、永遠の命を得られるよう祈ることが目的です。

葬儀ミサは言葉の典礼とパン（ホスチア）・ぶどう酒を祭壇に奉納する典礼です。告別式は聖歌斉唱・弔辞・献花を行い出棺します。

プロテスタントでは、讃美歌を斉唱して神に感謝を伝えます。告別式は行わず献花をします。また火葬の前に火葬前式を行い、牧師の聖書朗読・讃美歌斉唱をして、最後の別れを告げます。